Monday, August 29, 2005

少女ヘジャル

元判事のトルコ人老人が、民族紛争のさなか、クルド人孤児ヘジャルを世話し始め、次第に他民族に心を開いていく様子を描く。

あ~あ頑固親父め、なんでそんなに冷たく少女をあしらうのか・・・、なんて思える箇所もなくはないが、総じて、無垢な子どもに顔がほころぶところなど、普遍的な人間愛を映し出していると思う。

やっぱり、その地に住まねば分からぬ事情が多い。それでも、映画を通じて、民族間の経済的格差、少数民族への差別、権力闘争による政治の乱れなどを垣間見ることはできる。重みのある映画には違いはない。

ただ、お年寄り同士の馴れ初めは、映画の中では浮いてしまった。

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