The Crime of Padre Amaro (El Crimen del Padre Amaro)/アマロ神父の罪
官僚主義的なカトリックの体質や、政治権力と裏でつながるマフィアらの暗躍、性欲と宗教、など、批判精神をもって描いた映画だ。宗教、権力、性、暴力といったものが混在する世の中と照らし合わせて、観衆、特にラテンアメリカの人々は共感を持って観るのではないだろうか。俳優がすばらしい。自然の演技というのか、それとも白熱の演技というのか、それぞれの役柄を演じきっている。もちろん、俳優一人一人が人間くさい味を出している。役よりも、一人一人の俳優が魅力的なのかもしれない。
しかし、なんというか、結末があっけない。少女が犠牲になるだけで終わってしまった。アマロ神父はもう少し罰を受けるべきなのではないか。アマロ神父は当然、一生心の傷を負うとともに、真実に対して怯えて生きていかねばならない(それが一番重い罰かもしれない)。しかし、宗教という媒介(色眼鏡)なしで見たとき、何か塩抜きの食べ物のような物足りなさがあった。
また、最後の方で老人が、ひょいと再登場するのは、ミラクルの予感を感じさせはしたが、あまり意味がないのではないかと思った。
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2005/06/22)
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